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いまさら聞けない用語集

 

いまさら聞けない用語集

  男女共同参画が始まって以来、いろいろと見慣れない用語がたくさん出てきました。今更だけど、用語の意味をもう一度、掲載しました。

 

  あ行

IoT

(アイオーティ)

「物」がインターネットに接続され、情報交換することにより相互に制御する仕組み。 
アジェンダ 「議事日程」、「予定表」  広辞苑 第7版 p47
アバター(abatar)

その人の分身となるキャラクター。サンスクリット語で「化身」を意味するアバターラが語源。

 オードリー・タン 自由への手紙 p47 説明 p180

アンコンシャス・バイアス 「無意識の思い込み」
イクメン 子育てをする男性(メンズ)の略語。
居場所と出番

居場所 居るところ、居所、自分が存在する場所のことである。

     広辞苑第7版 p203

出番  勤務につく番。役者が舞台に出る番。その人の活躍するべき場

    面。

     広辞苑第7版 p2009 

AI(エーアイ) 人工知能。

SDGs

(エスディージーズ)

持続可能な開発目標。 
M字カーブ   日本の女性の労働力率を年齢階級別にグラフ化したとき、30歳代を谷とし、20歳代後半と40歳代後半が山になるアルファベットのMのような形になることを言います。これは、結婚や出産を機に労働市場から退出する女性が多く、子育てが一段落すると再び労働市場に参入するという特徴があるためです。
なお、国際的にみると、アメリカやスウェーデン等の欧米先進諸国では、子育て期における就業率の低下はみられません。
内閣男女共同参画局用語集

 LGBTQ+

(エルジービーティーキュープラス)

セクシャルマイノリティ(性的少数者)の総称のひとつ。

Lesbain(レズ):女性同性愛者、Gay(ゲイ):男性同性愛者、Bisexsial(バイセクシャル):両性愛者、Transgender(トランスジェンダー):性別越境者、の頭文字をとったLGBTに性自認や性的指向が定まっていないもしくは、意図的にクエスチョニングの人と、「性にとらわれたくない、LGBTのトラベリングを避けたい」などの理由でQueer(クィア)を自認する人たちを示すQを加えた言葉。いずれにも当てはまらない人などは「+」として表される。

オードリー・タン 自由への手紙 p83 説明 p185 

 

  か行

クオータ制

(割当制)

積極的改善措置(ポジティブ・アクション)の手法の一つであり、人種や性別などを基準に一定の人数や比率を割り当てる制度のこと。  内閣府男女共同参画局用語集
厳戒令

戦争、災害など国家の非常事態において、市民の行動を制限し、国の統治権のすべてまたは一部を、一時的に軍部が持つという法令。

 オードリー・タン 自由への手紙 p76 説明 p184

健康寿命   健康上の問題で行動を制限されることなく日常生活を送れる期間。寿命から介護を要する期間を除いたもの。2000年に世界保健機関(WHO)が提案した概念。  広辞苑 第7版 p938
固定的性別役割分担意識   男女を問わず個人の能力等によって役割の分担を決めることが適当であるにもかかわらず、男性、女性という性別を理由として、役割を固定的に分けることをいいます。
「男は仕事・女は家庭」、「男性は主要な業務・女性は補助的業務」等は固定的な考え方により、男性・女性の役割を決めている例です。
内閣府男女共同参画局用語集 
コンピテンス(competence)

社会的能力、言語能力、思考能力、適正。人とともに働き、暮らしていくための社会的基礎能力。医療関係者や教育の現場に取り入れるべきだと考える。

 オードリー・タン 自由への手紙 p70 説明p183

 

  さ行

最低限所得保障 すべての個人に対して、生活していくための最低限の現金を国が支給するしくみ。所得に関係なく、全員一律に生活に必要最低限の現金を支給する「ベーシックインカム」も、最低限所得保障のしくみの一つである。 オードリー・タン 自由への手紙 p42 説明p178
ジェンダー 

 生物学的な性別を示すセックスに対して、社会的・文化的に形成される性別。

作られた男らしさ・女らしさ。  広辞苑 第7版 p1246

ジェンダー

ギャップ指数 

 世界経済フォーラムで公表された、経済・教育・健康・政治の4分野14項目のデータを元にして、各国の男女の格差を分析した指数。各分野での国の発展レベルを評価したものではなく、純粋に男女の差だけに着目して評価をしていることが、この指数の特徴。
2019年、世界153カ国のうち、日本は121位であった。 

ジェンダー

主流化

ODA(政府開発援助)の5つの基本方針の一つ「公平性の確保」にある「男女共同参画」を各国が目指すなかで、台湾はジェンダー主流化に積極的に取り組んでいる。

 オードリー・タン 自由への手紙 p90 説明 p186

スキルセット

仕事に必要な一連の専門知識と専門技術を表すIT用語。

 オードリー・タン 自由への手紙 p54 説明 p180

 STEM分野  STEM(Science、Technology、Engineering、Mathematics)の頭文字をとってSTEM(ステム)と呼ばれている。科学技術開発に重要な分野と言われている。

 

  た行

ダイバーシティ 

「多様性」の意。  広辞苑 第7版 p1762 

性別や国籍、年齢などに関わりなく、多様な個性が力を発揮し、共存できる社会のことをダイバーシティ社会という。  内閣府男女共同参画局用語集

チャットボット(chatbot)

AIによる自動会話プログラム。チャット(chat)をする自動会話プログラム(bot)からきた造語。

 オードリー・タン 自由への手紙 p60 説明 p181 

テレワーク  パソコンなどの情報通信機器を利用して、事業所、顧客先などと離れた場所で働く労働形態。   広辞苑 第7版 p2016 

同一労働

同一賃金

 同一労働同一賃金の導入は、同一企業・団体におけるいわゆる正規雇用労働者(無期雇用フルタイム労働者) と非正規雇用労働者(有期雇用労働者、パートタイム労働者、派遣労働者)の間の不合理な待遇差の解消を目指すものです。

 同一企業内における正規雇用労働者と非正規雇用労働者の間の不合理な待遇差の解消の取組を通じて、どのような雇用形態を選択しても納得が得られる処遇を受けられ、多様な働き方を自由に選択できるようにします。

●パートタイム・有期雇用労働法:大企業2020年4月1日、中小企業2021年4月1日より施行
●労働者派遣法:2020年4月1日より施行 

同性婚合法化

日本では同棲の結婚は法的に認められておらず、渋谷区など一部自治体が「パートナーシップ制度」を認めている。タイの同性婚「市民パートナーシップ法案」は閣議決定した後、保留となっている。

 オードリー・タン 自由への手紙 p97 説明 p187

トランスカルチャー(transculture)

越境文化、横断文化、多元文化、異文化と異文化の交流を通じた文化の融合。多言語、多文化が混じり合ったさま。

 オードリー・タン 自由への手紙 p111 説明 p188

トランスジェンダー(transgender)

出生時に割り当てられた性別と自分自身の認知する性(性自認)が異なる人たち。

 オードリー・タン 自由への手紙 p80 説明 p184

 

  な行

準備中   

 

  は行

#Me Too

(ハッシュタグ ミートゥー)

「私も」を意味する英語。ハッシュタグ(#)を付したSNS用語。

平均寿命と

健康寿命の差 

 2018年(2016年データ)の厚生労働省の公表によると、日本人の平均寿命と健康寿命は共に延伸した。平均寿命は、男性80.98歳、女性87.14歳だった。健康寿命は、男性72.14歳、女性74.79歳だった。平均寿命と健康寿命の差は、男性8.84歳、女性12.35歳あった。
内閣府平成30年度高齢社会白書

 

  ま行

マジョリティー  『多数派』、『過半数』  広辞苑 第7版 p2755 
 マイノリティー 『少数派』、『少数民族』 広辞苑 第7版 p2738 

 

  や行

ユニバーサル

ヘルスケア 

すべての人に保健医療サービスや医療費補助を提供する保健医療システム。日本の国民皆保険制度もその一つである。

 オードリー・タン 自由への手紙 p35 説明 p178 

 

  ら行

ライフプラン 生涯にわたる生活設計。人選設計。  広辞苑 第7版 p3050

リプロダクティブ・

ヘルス/ライツ 

「性と生殖に関する健康と権利」

リプロダクティブ・ヘルツ

 ⇒ 安全な性生活を営む権利が女性に認められるべきだとする理念。

リプロダクティブ・ライツ

 ⇒ 妊娠・出産について基本的な決定権が女性にあるとする立場から

  いう。

 広辞苑第7版 p3082

 

  わ行

ワンストップ   1カ所でさまざまな用事が足りる、何でも揃うという意味。  内閣府男女共同参画局用語集